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短歌の会 覇王樹
大正8 (1919) 年橋田東聲創刊
100年を越える清新自由な社風
川島みどりの歌
つきつめてまたつきつめて人間を問へば今のわたしに還る
ひと花もふた花もある人生を思へば楽しわたしの未来
いつよりか声なき声を聴く耳を捨てて忘れて都市化の進む
地中にも革命変乱粛清ありて夏の陽ざしの蚯蚓の火刑
灯のなかに闇を見ているこの心さびしき我となりたるものか
我こころこの手柏の裏表裏も表もかくしようなき
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歌集『児手柏』昭和61年7月
第六代代表小林周義時代の歌人。
個性が強い歌集。
(担当 成田ヱツ子)
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